清掃とお手入れ

聴診器のお手入れと保管方法

聴診器の清掃とお手入れ

  • 3M™ リットマン™ ステソスコープ(聴診器)は、長年にわたり安定した性能でお使いいただけるように設計されています。定期的に聴診器のお手入れを行い、聴診器を正しく使用することは、聴診器を長持ちさせ、聴音性能の維持に役立つだけでなく、チューブの色や仕上げを美しく保つことにもなります。

    定期的にアルコール綿や石鹸水で清拭してください。


3M™ リットマン™ ステソスコープ (聴診器) の各パーツの清掃方法

サスペンデッド・ダイアフラム、ノンチルスリーブ、イアーチップは、取り外して清掃できます。アルコール綿や石鹸水のワイプで清拭してください。必ず、すべての部品と表面が完全に乾いてから、取り付けてください。


  取り外し 再取り付け
サスペンデッド・ダイアフラム
  • • プラスチック手袋など摩擦力のあるものを利き手にはめて、親指と人差し指でダイアフラムをつかみます。
  • • ダイアフラムの裏側に親指の腹を擦り付けるようにしながら、親指の腹で押し上げ、チェストピースから取り外します。
  • • 柔らかい側をリムの溝に差し込みます。
  • • 端に沿って、リムを押さえつけます。
イアーチップ
  • • 強く引っ張ってイアーチューブから取り外します。
  • • 完全にはまるまで、小さい側をイアーチューブにしっかりと押し付けます。
ノンチルスリーブ
  • • 持ち上げるようにしてチェストピースから取り外します。
  • • 端の一部をベルに引っ掛けます。
  • • 引っ張りながら端全体を覆うようにします。

3M™ リットマン™ ステソスコープ (聴診器) の各パーツの清掃方法

サスペンデッド・ダイアフラム、ノンチルスリーブ、イアーチップは、取り外して清掃できます。アルコール綿や石鹸水のワイプで清拭してください。必ず、すべての部品と表面が完全に乾いてから、取り付けてください。

  • サスペンデッド・ダイアフラム

    取り外し

    • プラスチック手袋など摩擦力のあるものを利き手にはめて、親指と人差し指でダイアフラムをつかみます。

    • ダイアフラムの裏側に親指の腹を擦り付けるようにしながら、親指の腹で押し上げ、チェストピースから取り外します。

    再取り付け

    • 柔らかい側をリムの溝に差し込みます。

    • 端に沿って、リムを押さえつけます

  • イアーチップ

    取り外し

    • 強く引っ張ってイアーチューブから取り外します。

    再取り付け

    • 完全にはまるまで、小さい側をイアーチューブにしっかりと押し付けます。

  • ノンチルスリーブ  

    取り外し

    • 持ち上げるようにしてチェストピースから取り外します。

    再取り付け

    • 端の一部をベルに引っ掛けます。

    • 引っ張りながら端全体を覆うようにします。

  • ポイント:

    • 部品の取り外し・再取り付けの詳しい手順と、各パーツの清掃とメンテナンスについては、取扱説明書をご参照ください。
          
  • <動画でみる>清掃方法

    <動画でみる>清掃方法


聴診器の消毒


3M™ リットマン™ ステソスコープ (聴診器) は1人の患者様の診察が終わるたびに清掃し、有機物質を除去して、定期的に消毒してください。2%の漂白剤液を本品の消毒のために使用できますが、チューブ部分が色落ちすることがあります。漂白剤を使用する際には必要最低限の頻度でご使用ください。

  • 聴診器の消毒 アルコールワイプ

    お手入れに使用可能な洗浄液

    ✓ 中性の石鹸水

    ✓ 消毒用アルコール (70%のイソプロピルアルコール) 

    ✓ 2%の漂白剤液 (チューブ部分が色落ちすることがあります)

    以下はお控えください。

    ✕ 手指用消毒剤を使用すること

    ✕ 聴診器を何らかの液体に浸けること

    ✕ 聴診器に何らかの滅菌処理を行うこと

    3M™ リットマン™ ステソスコープ (聴診器)
    は決してすすいだり、浸したりしないでください。
    アルコール綿や石鹸水などの適切な洗浄液に浸
    したワイプで清拭してください。

  • <動画でみる>消毒方法

    <動画でみる>消毒方法


聴診器の保管


適切に聴診器を保管することは、聴診器を長持ちさせ、本体や各パーツのダメージを防ぐために重要です。ここでは、3M™ リットマン™ ステソスコープ (聴診器) を長期間保管する場合や、過酷な環境で保管する場合のポイントをご紹介します。

  • 保管する箱

    聴診器の保管場所:

    • 製品購入時、聴診器本体が入っていた元の箱

    • 涼しく乾燥している戸棚や引き出し・ロッカーの中で、無理なく置ける場所

  • ポイント:

    • 聴診器を極端な高温または低温にさらさないでください。

    • 聴診器は直射日光を避けて保管してください。直射日光を浴び続けると、チューブが固くなります。

    • 溶剤や油類の近くに聴診器を置いたり、保管したりしないでください。

    • 重いものを聴診器の上に置かないでください。大きく反るか曲がる可能性があります。

    • きつく折り曲げてポケットに収納しないでください。
        


聴診器の交換や修理を知らせる4つのサイン


勤務中に使用頻度が最も高い器具の1つである聴診器は、経年摩耗しがちなツールです。以下のサインが出たら、パーツ(交換部品)の取替えや新しい聴診器の購入が必要です。

  • パーツ(交換部品)

    1. パーツ(交換部品)が摩耗しているか、日光にさらされて痛んでいる。

    2. 長期にわたり皮脂に接触しているために、チューブが固くなっているか、ひび割れしている。

    3. 水に浸かるなどして、聴診器の機能が失われている。

    4. ダイアフラム、イアーチップ、ノンチルスリーブが破れたり傷ついている。

  • ポイント:

    • 聴診器を長持ちさせるには、チューブを直接皮膚に触れないようにしてください。

how to use a stethoscope

聴診器の使い方

3M™ リットマン™ ステソスコープ (聴診器) の適切な使い方について

聴診器の正しい使い方はこちら

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